AIR NIGHTやります
先日Laika Came Backのライブへ行ってきた。
車谷浩司さんのソロで弾き語り。
イベントで観た事しかなくワンマンは初。
ようやく仙台で観れる!というわけで行ってきました。
会場は雑居ビルのイベントスペース。
エレベーターで扉が開いてすぐ会場みたいな。
チンって開いて目の前の受付に車谷さんがいて「えっ...!?えぇー!」ていう。
「僕が受付やるんですよ〜」ってあの声で柔らかく言われて本当に固まった。。
後から知ったけど、どうも他のお客さんも皆さんそうみたいでした笑
数年振りに聴くあの歌声は昔のままで一気に込み上げてきた。
アコースティックにエフェクターでループシステムをふんだんに用いたポップナンバーとトーク。
時たまあまりにも曲が良すぎて涙したり。
ゆらりとして心地良かった・・・
2時間半
あっという間だったけどそんなにやるんか!!っていう。
てっきり1時間くらいのライブだと思ってた笑
珍しいお昼の1時半からスタートっていうのもあってお客さんの中では気持ち良くて寝ちゃう人もいたり。
ちびっこもいたけど全く騒がないでじーっと聴き入ってるくらい。
揺らぎってやつだ。
"駿馬"って曲がすごく好きで、最後に歌ってくれた。
MVがないけどYouTubeに上がってるので是非。
今年3月、都内出てた時にダイノジ大谷さんと話しててやたら火がついたAIRの話。
「ネモトくんってさ、ブラフマンとかバックドロップボムとかその辺のイメージ強いよね」
と言われて確かにそこは好きすぎるくらいだけど「ミクスチャーの軸はAIR」というのが発端です。
洋楽にアンテナをバリバリ張るようになったのもきっかけのひとつです。
イベントでDJダイノジとして初めてのステージにAIRの車谷さんがステージに出てきたっていう予想外の話を聞いてしまってびっくりした。
大谷さんは「これがほんとの"エア"ギター!」って当時言えなかったそうです笑
そのまんま盛り上がっちゃってイベントやろーよ!ってなわけで8/28は下北沢、8/30は仙台を押さえました。
下北沢はミッシェルナイトです。
レジェンドバンド「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT」です。
これはまた改めて。
20代の方だとAIRを知らない方多いと思う(あくまで自己統計)のだけど、いざ「こんなんだよ」と話すと「これいいね!」って人が大多数。
アラサーアラフォーは「いたねー!」って感じ。
今聴いてもむちゃくちゃかっこいいのです。
鼻に絆創膏貼った80年代の後半BAKU
渋谷全盛の90年代初期にSPIRAL LIFE
90年代後半から2009年までのAIR
今現在はLaika Came Backとして活動してる車谷浩司さん。
どれもこれもその時代にマッチングしたサウンドを鳴らしてる楽曲が大好きで。
当時からやれパクリだなんだと叩かれてましたけど。
そんなもん知るかっつーのって感じでしたけど。
かっこよけりゃいいじゃんって思ってたもん。
未だに誰かのこれは・・・とかあるけどマジでどーでもいい!笑
日本特有らしいですね「パクリ」と揶揄するのって。
そもそもAIRがいなかったら生まれてないビッグバンドがいます。
Kjはそれを公言してるくらいです。
初期のアルバム「BAZZ SONG」ではもろにリスペクトしてるのが分かるキーアルバムです。
”Melancholy”には歌詞の一節に「Kids are Alrightと唱える人」と出てきます。
収録の”Mustang A Go Go”なんて正にDive & Diveのオマージュ。
ロッキンジャパンの2000年初回で一緒に出てました。楽しかったなー。
その時DAが声を掛けてきたってAIRのインタビューを当時読んで、のちに出たのがこれ。
裏原を練り歩くMVに興奮した!
Right Riot / AIR feat.Kj
高校の頃友達に「MY LIFE AS AIR」がとんでもないって教えてもらって聴いたのがきっかけでした。
たしか当時、映画「SPAWN」のサントラをオーディオアクティブとの共作で出してて、それで友達がAIRにハマって勧められたような気がする。
カウントなし、一気に轟音が鳴り響く1曲目の"DIE HARD"。
映画ダイハードの歌かと思ったけど全然違かった。
「なかなか死なない」
って意味と知ったのはずいぶんあと。
なるほど、ブルースウィルス。たしかにな!
ウィリアムバロンや永山則夫もこれキッカケで知りました。
ジャケットが気にはなってた映画「裸のランチ」をレンタルで観て、螺旋階段を見ると未だに飛び降りたくなるくらい。
これが僕のAIR初期衝動です。
ジャジーなところからインディ、グランジ、パンク色の強いところから打って変わってと常に進化してました。
インダストリアルにミクスチャー、つまりはヒップホップの要素が入るアルバム「Freedom/99」や「FLYING COLORS」は所謂、絶頂期ってやつです。
後期は美メロでシンフォニーなポップナンバーが増えて行きます。
2008年にAIRの活動終了。
”STARLET”ってもの凄く好きな曲があって、後追いで知ることになったんだけど亡くなった奥さんへの歌だそうです。
アルバムジャケットを手掛けてたのがかおりさん。
なんだか切なくなります。
解散した後にGGというジョージ・ウィリアムスさんが主催のイベントの10周年に一日だけ復活した。
GGは毎回エムオンで観てたなぁ。オープニングにドロップキックマーフィーズの"For Boston"で始まるからむちゃくちゃテンション上がるんです。
あの時行けなかったけどメンバーが金子ノブアキ、サトウマサトシとRIZEにACIDMANという強力リズム隊。
どれだけバンドマンに影響与えてたのか、みんな好きだったのかってわかるムービーがあったんだけど削除されてた。
かくいう僕は元ネタってやつを漁って聴いてました。
それが洋楽ロックの入り口でもあったんですね。こんなんあったんだね!ってなんだか教えてもらってた感じかなー。
マイブラ、ウィーザーはAIRキッカケでした。それからUKにハマるみたいな流れ。
入り口ってなんでもいいと思うんです。
ただ単に好きだったから作ってたわけだと思うし、何より車谷浩司さんの歌だからスッと耳に入ってった。
元ネタってやつよりも好きだもの笑
ただ、そんなDJをするつもりございません!!
なんで今AIRナイトやりたいかっていうともちろん好きだからなんだけども楽曲として初期から終期にかけて幅広過ぎなんです。
なんだか今のシーンに投影されてるような。
「USUAL TONE OF VOICE」というジャズっぽいアルバムがあります。
Suchimos聴いた時に「ん?」ってなったんですよ。
もしかして時代回ってきたんじゃないの?!っていう。
King Gnuも抜群にミクスチャーだと思います。
もちろん当時の音楽も。
pre-school / A SAD SONG
ラウドシーンにAIRがあってもおかしくないし(実際今でも選曲してます)、ポップなナンバーあるしこれ全部混ぜたらめっちゃ楽しいやつじゃん!と思って。
裏打ちのダンスナンバーだってあるし歌モノも。
そう。
めっちゃ楽しくなる!
それに尽きる。
しかも仙台だけ!
で、曲に触れてほしい。
ただそれだけ。
最近AIRとミッシェル聴きまくってます。
頭の中2000年代。
8/4はエルレナイト。
過去ジャイ仙で動員ぶち抜きそうな予約来た。
朝までぶっちぎります。
00年代特集だらけ。
話が戻ります。
ライブ終演後に物販があったのでCD欲しさに並びました。
緊張しすぎて震えながら少しお話させてもらった。
DJやっててLCB流したいです!とか。
「あはは、DJ向きじゃないですよ~」って笑いながら会話してるのもなんか変な感じ。
話の流れで何を思ったか
「AIRナイトやらせてもらうんです」
ってつい言ってしまった。
「わー、ありがとう!」
聞きました、奥さん?
仙台は勾当台公園や初回ロッキンジャパン、NKホール、赤坂、横浜、ZEPPとかいろんな所でライブ観てた時の自分に言ってやりたい...
会場出てから泣くわ、そんなん!
というわけでAIRナイトを半ば勢いで本人公認取れちゃった。
うぉーーーーー!!!
DJやっててよかったーーー!!!泣
というわけで遠征の方もいらっしゃるみたいだし仙台近郊の方是非。
最高にいい1日にしましょう!