さよなら歌舞伎町
公開初日に行ってきました。
なんつーかレイトショーだったのもあったのか、お客さんがまばらな感じ。
なんか「あれっ?」って拍子抜けしてしまった。
元AKB前田敦子がどんな演技をしてくれるのかの期待もありつつですが、なってったって歌舞伎町のラブホを主体に、言うなればオムニバスな愛と金と欲望の群像劇。
もうそれだけで擽られる!!
ネタばれしないように書いてますのでご安心を。
この映画には数組のカップルが出てきます。
バックグラウンドや職業も特殊で、犯罪者、神待ち家出、風俗、AV、警察、SMなどなど。
アンダーグラウンドワールドの中で様々な思いが交錯していくわけです。
途中に胸きゅんするシーンがあったりして少し泣いちゃいました。
しかしR15と言うわりには結構ハードな官能シーンやえげつないシーンがあったり。
いやっ!むしろこれはモロ過ぎるだろ!と言えるシーンもあってびっくり!
実際にこういう世界もあるんだろうなと思いながら観てたら、エンドロールの原作?のところに「ラブホテル支配人が見たリアルレポ」的なのが書いてあって、なるほどな!と。
そういえば、途中で帰る人もいたけどエンドロール終わりまで見た方がいいですよ。
主人公である染谷将太が宮城県塩釜市出身という設定なんですけど、ラブホの店長でそこを舞台に物語が進んで行きます。
その彼女役、前田敦子に触れてみようと思うんですが、シーンが少なすぎる。
「もらとりあむタマ子」の時くらいの演技を期待してたのだけど、それほどシーンがない。
「苦役列車」以降(クロユリ団地は除く)、役者として結構好きになってきていただけに残念・・・
と、言いたいところですが、それ以上にこの映画は他のストーリーが濃すぎて正直「あ、そういや出てたんだ」くらいの感覚になってしまう。
あくまで推測ですよ?配役としてその位置しか無理だったんだろなと。
他俳優陣も豪華過ぎて(単に俺の好きな俳優さんばっかり)埋もれてしまった感が否めない。
女優陣で言えばイ・ウンウがもう堪らなく好きになりました(笑)
「メビウス」(DVD化されるのかなぁ)でのあの役も忘れられないけど(ある意味トラウマ)、実は胸キュンしたのはイ・ウンウ演じるヘナです。
さすが東京は歌舞伎町。人生にはいろんなドラマがありますね。
かなり感化された一!